新宿山吹高校自治委員会(東京都新宿区)、稔ヶ丘高校自治委員会(東京都中野区)、中央高校自治委員会(大阪市)の3自治委員会が、今月5日、「自治委員会運動」の全国組織・日本自治委員会を結成したことがわかった。各自治委員会の関係者らが確認した。


自治委員会運動とは
  自治委員会は学校側が生徒に課すさまざまな管理統制や理不尽な校則から生徒の権利を守り、生徒の学校生活を改善・向上させることを目的に活動している生徒自治組織。日本自治委員会に加盟している各自治委員会は「生徒会に代わる生徒自治組織」を自称しており、教員の御用機関となってしまっている生徒会に代わって生徒自治を実現することを謳っている。彼らはあくまで学校から独立した生徒自治機関として、学校側との団体交渉を行い、生徒の自由と人権を守るとともに生徒自身が学校運営に参画することを目指しているという。

 この自治委員会運動は本紙編集長・平松けんじが新宿山吹高校在学中に構想した「第二生徒会構想」が源流。自治委員会運動はこの「第二生徒会構想」の理論や戦略を新宿山吹高校における平松氏の後継のYAMABUKI JOURNAL編集長の生徒が新宿山吹高校自治委員会という形で実現したものだ。同生徒は稔ヶ丘高校、大阪市立中央高校や逗子開成高校の志を持つ生徒たちと連絡を取り、自治委員会運動を各地に広めていった。

4校で自治委員会が発足
 現在までに新宿山吹高校(2017年12月発足)、稔ヶ丘高校(2018年4月発足)、大阪市立中央高校(2018年6月発足)、逗子開成高校(2019年3月発足)の4校(逗子開成を除く3校は結成メンバー)で自治委員会が発足しており、それぞれの学校で生徒が直面している問題に立ち向かっている。

 それぞれの学校の自治委員会設立の背景は様々だ。最初に自治委員会が設立された新宿山吹高校では校内新聞「YAMABUKI JOURNAL」電子版に掲載した記事の内容をめぐり、学校側が記事を削除することを同紙の編集長の生徒に強制したことを契機に生徒の言論の自由を守るために設立された。

 次に自治委員会が設立された稔ヶ丘高校では制服や学校運営に関して入学前の説明と全く異なる実態があるとして「稔ヶ丘解放自由自治委員会」が設立された。

 また、大阪市立中央高校では地下の食堂が説明なく唐突に閉鎖されたことを契機に自治委員会が設立されたという。

 直近では逗子開成中学校・高校で自動販売機の生徒の同意なき撤去や生徒会選挙への学校側の干渉などを理由に自治委員会が設立されたという。

日本自治委トップまもなく選出へ
 現在、日本自治委員会を対外的に代表し、執行権などを担う日本自治委員会トップの議長を選出する選挙が行われており、本日夜にも選出される模様だ。本紙は本日21時より日本自治委員会議長の就任演説をツイキャスで中継する予定だ。


(編集局)