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資料写真=新宿山吹高校(撮影=平松けんじ)
  高校紛争が続いている東京都立新宿山吹高校で新たな動きがあった。今月11日に東京都文京区内のファミリーレストランで開催される予定だった、新宿山吹高校自治委員会議長兼会長と同校の梶山隆校長の会談が急遽中止となったことがわかった。本紙が現認した。

  会談が中止となった理由は、会場となった文京区内のファミリーレストランの入り口で梶山校長が平松けんじ・日本自治委員会議長の同席をめぐり、新宿山吹高校自治委員会議長兼会長の生徒と口論になった末帰ってしまったためだ。

日本自治委議長の同席を頑なに拒む校長
 新宿山吹高校自治委員会議長兼会長の生徒によると、会談はもともと今年4月に梶山校長から持ちかけられたもので、同自治委員会議長兼会長の生徒が校外のファミレスで行うことを条件に受諾したものだという。

 しかし、会談前日(10日)の生活指導部教諭の言動に同自治委員会議長兼会長が「身の危険を感じた」ため、突如、上部組織である日本自治委員会・平松けんじ議長の同席が決定されたという。これに梶山校長が反発し、足早に立ち去ったことで会談は中止となった。

「約束が違う」 店の入り口で口論
 梶山校長は会談予定時刻の直前、会談の会場の入り口で新宿山吹高校自治委員会議長兼会長に対して「約束が違う」「二人で話す約束だった」と主張し、強く反発していた。一方で同自治委員会議長兼会長は「校外で話すとは言ったが、マンツーマンで話すとは明言していない」と後日反論している。

 会談会場の入り口で口論して中に入らなかった理由について後日取材したところ、梶山校長は「個人情報なので答えられない」と説明した。

新宿山吹高自治委は平松議長の同席を絶対条件化
 今回の一連の会談中止を受け、新宿山吹高校自治委員会議長兼会長は、13日、梶山校長に対し、通知文書を発出し、会談の中止について抗議したほか、今後の両者の会談について平松議長の同席を絶対条件化した。梶山校長は本紙の取材に対し、文書を受け取ったかどうかも含めて「個人情報なので答えられない」としている。

平松議長は都教委主任指導主事に電話で申し入れ
 日本自治委員会の平松けんじ議長が、13日夜と15日夜、今回の一連の会談中止など複数の事項について東京都教育委員会の主任指導主事らに電話で申し入れ、学校側への指導を求めたことがわかった。平松議長が本紙ツイキャスライブの臨時放送で発表した。

 平松けんじ議長によると、申し入れは3項目にわたり、学校に対して改善指導を求めるものだという。平松氏は申し入れ内容の詳細について次のように話している。
「一つ目は会談中止の件について。これは紛争解決に資さない行為であり、校長として不適切だとして抗議した。二つ目は生活指導部教員の法治国家の公務員としてあるまじき発言かつ、生徒の人権を軽視した発言について抗議した。三つ目は自治委員会活動は教育基本法第14条1項に定める『政治的教養』にあたる行為であるから学校側はこれを尊重すべきだと申し入れた。」
(編集局)
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