東京都立高校における低温下・雨天下水泳授業強行問題に関し、東京都教育委員会は、都立小山台高校、都立国立高校、都立立川高校への聴き取り調査結果を、5日、明らかにした。

小山台 水泳後に5名が保健室に 新事実判明
 一連の都立高校低温下・雨天下水泳授業強行問題の発端となった、都立小山台高校では、6月12日に水泳授業が行われた後、保健室に生徒5名が来訪していた事実が新たに明らかになった。都教委指導企画課・美越統括指導主事によると、同校で6月12日に水泳授業が行われた際の気温・水温は、気温22度、水温が20度だったという。これまで同校の青木副校長は、授業途中に男子生徒2名、授業直後に女子生徒が体調不良になった旨を述べていたが、今回、都教委の聴き取り調査により新たに体調不良者の人数が増えていたことがわかった。美越統括指導主事は、この体調不良の生徒5名の体調不良と水泳授業の因果関係は不明としつつも、今月4日に行われた全都立学校長が出席する「校長連絡会」で同校の事例を周知したとしている。

国立・立川は体調不良者確認できず 聴き取り結果
 また、都教委の美越統括指導主事は、都立国立高校(6月12日)と都立立川高校(6月10日)については、学校側からの聴き取りで水泳授業後に保健室に来訪した体調不良の生徒は確認できなかったとしている。都立国立高校では6月12日2時限目から4時限目まで水泳授業が行われ、2時限目の気温が20度・水温が22度、3時限目が気温21.5度・水温22度、4時限目が気温22.5・水温22度だったという。また、都立立川高校では気温21.9度・水温21.5度だったという。

新宿・北園・豊島・多摩科技・八王子東は調査中
 このほか、日本自治委員会が都教委に電話で伝えた、都立新宿高校(24日)、都立北園高校(24日)、都立豊島高校(24日)、都立多摩科学技術高校、都立八王子東高校の5校の水泳授業については、現在学校経営支援センターが調査中だという(美越統括指導主事)。日本自治委員会は、これら5校についても引き続き調査結果の報告を都教委に求めている。

水泳時の教諭の暴言疑惑に都教委関心か
 また、今回、日本自治委員会が23区のある都立高校で水泳授業を執り行った男性教諭の暴言疑惑について発言したところ、都教委・美越統括指導主事が男性教諭の具体的な暴言の内容について情報提供を求めてきたという。平松けんじ・日本自治委員会議長は、美越統括指導主事に対し、同校男性教諭の暴言とされる発言内容や状況等に関する詳しい情報を提供し、調査を求めた。

(編集局)