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 神奈川県教育委員会は、11日、「高校生版教育委員会」の開催にあたり、高校生委員を募集することを発表した。


 「高校生版教育委員会」は高校生委員と教育委員会委員が意見交換を行うことを通して、教育現場の声を今後の教育行政の施策展開の参考にするためのもので、2015年8月に開催された「かながわハイスクール議会2015」(日本青年会議所神奈川ブロック協議会主催)での高校生議員からの「教育委員会に高校生の声を届ける場がほしい」という提案を受けて、2015年度から開催されている取り組みで今回で5回目。
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 県教委総務室によると、「高校生版教育委員会」は、神奈川県内の高校生が教育委員会委員となって県の教育委員会委員等と県立学校の教育内容や教育環境などの様々な課題等について意見交換を行うもの。これまで「高校生版教育委員会」では「生徒が自己の表現力を高められる授業の推進について」、「県立高校の施設の整備について」、「高校生活とSNSの適切な関わりについて」、「コミュニケーション能力を育成する英語教育の推進について」などのテーマで意見交換が行われた実績があるという。

 また、他にも2016年度の「高校生版教育委員会」で県立高校のトイレ環境の改善について早急な対応を求める高校生教育委員の意見が出たことを受け、県教委が県立高校のトイレ改修工事を行うなど、同委員会の活動が実際の教育行政に反映される例もある。

 県教委総務室は子どもの権利条約に基づく意見表明の場として位置づけられた場ではないとしつつも高校生委員の積極的な意見を求めている。担当者は県内の高校生に対し、次のように呼びかけた。
 「高校生委員からの声を、今後の神奈川県の教育行政の施策展開の参考とすることを目的としているため、県内の高校生に、自分たちの身近な問題を、すべての県立学校の問題として捉えて、高校生ならではの視点で問題解決に向けた方策や新しい取組を提案していただきたいと考えています。」

  今年の高校生版教育委員会は、11月12日(火)16時30分から18時30分に神奈川県立湘南高校で開催される。高校生委員は県内の高校・中等教育学校後期課程に在籍する生徒が対象で、募集人数は6名だという。応募多数の場合は抽選になる。募集締め切りは8月19日(月)。応募方法は学校を通じて、県教委の申込みフォームから。

(取材・文=平松けんじ)

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