本紙は、尼崎市立尼崎高校の臨時講師による暴力事案に関し、尼崎市教育委員会が報告書を発表した翌日の5月22日夜、同校の桑本廣志校長に対し、電話インタビューを実施した。今回はその全文書き起こしと音声を公開する。

 詳しくは以下に書き起こし全文と音声が含まれるYoutube動画3本を貼り付けるのでご覧頂きたい。
その①

その②

その③


◇尼崎市立尼崎高校・桑本廣志校長への電話インタビュー(全文書き起こし=音声不明瞭な部分もあるため、正確なものは音声を聞いて判断してください)◇
2019年5月22日19時28分52秒~約48分間
♪着信音♪
平松けんじ・本紙編集長「はい。もしもし。インタースクールジャーナル・平松です。」
市立尼崎高校事務長「あの、市立尼崎高等学校の※※です。」
平松「あ、どうも。お世話になっております。」
事務長「あの、時間そちらよろしいでしょうか。」
平松「はい。準備ができました。はい。」
事務長「では校長に代わります。」
平松「はい。すみません。どうも。」
桑本廣志・市立尼崎高校校長「こんばんは。」
平松「え、こんばんは。はい。」
桑本「こんばんは。校長の桑本です。この度は本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません。また、あのー、対応の方が不手際ございましてちょっとあのー学校が混乱しておりましたものですから、御容赦いただけたらと思います。」
平松「はい。すみません。どうも。ありがとうございます。で、この度はちょっとあのー、お忙しい中、お疲れの中、ちょっと、取材に応じてくださりありがとうございます。」
桑本「はい。」
平松「で、ですね。えっと今回の件なんですけど。ちょっと声が遠いようなんですけども。」
桑本「はい、すみません。もしもし。」
平松「あの、大丈夫ですか?」
桑本「あ、あ、あの、ちゃんとクリアに入っております。」
平松「そうですか。わかりました。では何点か、何点かというか質問させていただきますけれども。」
桑本「ああ、ええ、はい。」
平松「まず事実関係の確認なんですが」
桑本「事実関係の確認。」
平松「えー。平成31年、今年の4月29日月曜日祝日午前11時頃、(市立)尼崎高校の北館4階体育館において、えー、男子バレーボール部の練習中、えー、生徒の態度に腹を立てた副顧問の臨時講師が生徒を10回以上平手打ちし、脳震盪で20分~30分意識を失わせ、顔面打撲、左鼓膜裂傷の怪我を負わせたと。その事実にまず間違いはございませんか?」
桑本「それはあのー、昨日(注:5月21日)の、あのー、市の教育委員会が報告致しました資料のとおりでございますね。」
平松「そうですか。わかりました。で、その際にこれ市教委の報告、私頂いているんですけれども。」
桑本「あ、そうなんですね(驚)。」
平松「その上で質問させていただいているんですけれども。」
桑本「あーそうなんですね。」
平松「はい。すみません。どうも。で、あのその際(注:4月29日に臨時講師が被害生徒に暴力を振るった際)にですね、加害コーチの臨時講師が被害生徒に向かってですね、サイコパスというような罵倒をしたという風な証言が複数出ていますが、この点については事実関係確認されてますか?学校として。」
桑本「あのーこれはですね。市の教育委員会の方がそれぞれ別個にですね、聞き取りの調査した内容でございまして。」
平松「はい。」
桑本「その、私の方は、学校側の方はこのように、その聞き取りの調査をしたわけではございませんので、しかしながらこれ(=報告書)が報告ということですから、これは事実であると、間違いないことだと思っておりますが。」
平松「承知しました。」
桑本「はい。」
平松「で、ですね。はい?」
桑本「教育委員会の方の調査になっております。」
平松「すでに学校側が調査するフェーズ(=段階)ではなく、その、市教委が主体で調査を始めてしまったと。そういうことですか?」
桑本「そうですね。はい。」
平松「承知しました。はい。」
桑本「特に調査の概要のところになんかそのようなことが書いてあったと思うんですけれども。本報告書作成に当たっては、今回は教育委員会で行うんだというようなところのことです。」
平松「アンケート調査に基づくものですね。」
桑本「該当の者に対してどういうその調査をしてどういう答えになったのかというのは、ちょっとすみません、知り得なかった事実で、私共も、私もこの報告書というのは昨日えー手にとってわかっているということなんですけど。」
平松「えー昨日、市教委が発表したものを校長先生もご覧になられた、昨日ご覧になられた、把握されたということですね?」
桑本「昨日報告が全部一旦出されて、5時30分過ぎくらいですか。それ以降に(市教委から報告書を)頂戴致しました。」
平松「なるほど。承知致しました。で、ですね、えっと、質問を続けますけれども。」
桑本「はい。」
平松「で、この市の、市教委の、市の教育委員会の報告書によれば、えー、その、意識を失った生徒について救急車を呼ぶなどの適切な救護措置が取られなかったとありますが、えー、これについては間違いありませんよね?書いてありますから。」
桑本「はい。」
平松「で、その前提に立って質問しますが、被害生徒が意識を失っていると、体罰の結果、意識を失っているということであるにもかかわらず、救急車を呼ぶなどの救護措置が取られなかったことについて安全配慮義務違反であると市教委は指摘しています。この点について、桑本校長先生はどのように感じていらっしゃられますか?」
桑本「本当にもうあのーそれだけで済んでるなという驚きです。」
平松「驚き?」
桑本「だってあの命にかかわるような重大なことですから、はい。安全配慮義務違反という。まさにあのなんかありましたら、すぐ救急。倒れたりしたら、意識を失ったらまず救急車というのは、これはあのー、仲間というか教員の中では常識だなと思うんですけれども。なされていなかったことですもんね。」
平松「はい。ま、つまり校長先生としてはそれは監督の教員が、えー、監督の教員にしろ、臨時講師にしろ…」
桑本「その時点でそのやはりコーチが適切な処置をしていなかったということが救護措置のところにありますね。」
平松「そうですね。とにかく校長先生として今回のその被害生徒が意識を失っているにもかかわらず、救急車を呼ばなかったことについては驚いていると同時にまああのちょっと非常識であるという風に感じられているということですね?」
桑本「はい。」
平松「承知致しました。で、ですね。えっとー、男子バレーボール部の監督は、その被害生徒が脳震盪を起こしているということを認識しているような供述をしています。」
桑本「(市教委報告書の)何ページになりますかね?それは。」
平松「ページは3ページですね。」
桑本「3ページですかね。すみません。ありがとうございます。」
平松「すみません。」
桑本「あ、イの監督というところですね。」
平松「そうですね、はい。で、ここに監督はA君(=被害生徒)に『大丈夫か。』と言ったら、『うん。』とか『はい。』と反応があったので、加害コーチらとともにA君をエレベーターホールに運び、エレベーターの前のベンチに寝かせた。そこで『大丈夫か。』と声をかけたり、呼吸や脈、心拍数を見、手を動かしたり、簡易な計算とか、簡易な、簡単なヒアリングをしたが、反応が良かったので、脳震盪でぼーっとしている状態かと思ったというふうに供述していますが。えっと、実際脳震盪であったと報告書には書かれているんですけども、脳震盪っていうのをその何ていうか放置して良いような事案ではないようなものだと思うんですよ。脳震盪という症状は。」
桑本「そうですね。」
平松「この点について、あのー脳震盪だという認識があるという供述を、えー当時その認識があるという供述をしていたにもかかわらず、その、えーっと、救急車を呼ばなかったということについて校長先生はどう思われますか?」
桑本「やっぱりそれは不適切な対応。ま、初期。まずいこと…ですね?それはやはり。ちょっと今ひじうちました。あのえっと、どのような状況であったとしてもですね、やはり救護措置というものをやっぱりちゃんと大切にしておかなければならなかった。一歩間違えば命にかかわるような重大なところですから、そういうことも含めてのやはり初期対応がきちんとなされなかったということは非常にダメな行為です。」
平松「わかりました。で、えっと、今回そのバレー部の監督が、今回そういうふうに、えー、救急車呼ばなかったことに、認識していたにもかかわらず救急車を呼ばなかったことについて、どうしてだと思いますか?校長先生は。」
桑本「どうしてなんでしょうか…。ちょっとその辺のところは報告書の中に出てましたかね?」
平松「いや報告書に出てるか出てないかではなくてですね、校長先生としてはどうしてだと思われますか?と」
桑本「あの監督がどのようにまず報告をしているかはちょっとわからないんですがー。すみません、その辺のところも、あくまでも今途中の調査段階のことですので、追い追いその辺のところもやっぱり詳しく明らかになっていくのかなぁと思っているんですれども。」
平松「承知しました。で、ですね。えっと、まぁ市教委の報告書、同じく3ページからなんですけれども加害コーチの過去の体罰についてという項目がありますね?で、まぁこれらを見たところによればですね。あのー臨時講師はこれまでも複数の体罰を過去に行っていたほか」
桑本「ええ」
平松「監督の教員についても体罰を認めている、と。」
桑本「うーん」
平松「これ以外に先日新たにそちらの尼崎高校では野球部でも体罰が明らかになりましたね?」
桑本「うーん」
平松「これらから見るに尼崎高校では学校全体で体罰が常習化していたと見受けられますが。というかそう見受けられてもしょうがないと思うんですけど、この点については校長としてはどのように認識されていますか?」
桑本「このまず3ページの、あのー、加害コーチの過去の体罰というところの記述があるんですけれども。」
平松「はい」
桑本「ここを見て、このー、まだこんなことやっとんのかという。関西弁で失礼しました。まだこういうことをしているのかという、ちょっと、驚きと憤りを本当に感じました。まぁやはりそういう時代ではない。桜宮の一件(注:大阪市立桜宮高校における体罰を受けた生徒の自殺事件)もあって体罰はなくしていこうという風なことで全国的にもガイドラインも出ておりますし、インターハイ(?)でも、えー、横断幕(?)とかが出ている中で、まだこんなことしているのかと、という驚きと憤りは感じました。ただ野球部のことに関しましても、あの、まだ今それは、今の段階でわかっているのは野球部の練習中ではなくて一年生のーあのーホームルーム合宿の中でのことで、この辺もまた調査をきちっと進めていった上での言葉、ことですけれども。まぁー、あの、えー、今、あの、おっしゃられた風に確かにそういう事もあって、全部があのー学校としてというふうに思われても仕方がないと。でもまぁ失った信頼を回復するために※※前でも体罰を根絶するということは教員も含めてですね、私ども※※しましたので、あの、特効薬はなかなかないかもしれないですけれども。ちょっと時間かけてでもきちっとした形で。あのー市長も会見の中で何か『膿を出す』ということを。私もそのようなことは伝えましたので、行くという風なことで、本当にあのー、えー、大半、一生懸命頑張ってるんです、生徒たちというのは。それで、その、学校の信用をね、こんなことなってしまいましたけど、信頼回復に向けてまたやると。しっかり取り組んでまいるという決意はございます。」
平松「はい。ありがとうございます。で、ですね。えっと、この体罰が行われたことが今確認できている部というのはバレーボール部と野球部だけなんですよね?」
桑本「や、野球部の、あのー、臨時講師、コーチが、まぁ、あのー、今のところ部内の練習ではない、まだ、今のところ詳しいところではないので、状況なんですけれども、まぁでも野球部が野球部がなってると部活中かと思われてしまうんですが、今のところはまだそういうふうなあれじゃないんですけども。まぁまぁ一応名前出てるのはバレーボール部、野球部と名前が出ているのは事実ですから、はい。それ以外にもということですよね?」
平松「はい。だからバレー部と野球部以外で、まぁ要は他の運動部においても、まぁ、あの私が色々調べさせて、軽く調べさせていただいた限り、その市立尼崎高校というのは大変運動部の強豪の部活が大変多いそうで、生徒さん皆さん、すごい実績を残されてるという風にご高名をお聞きしておりますが。」
桑本「吹奏楽部もかなりハイレベルでして、文化部も頑張っておる、文武両道を目指している学校なんですけれども。」
平松「まぁ。で、そういったそのなんでしょう。強豪校であるが故にその全国大会ですとか、そういったところで勝利を第一にということで、勝利至上主義に陥ってですね、まぁそういったあのー体罰とかが蔓延してるのかなという風な印象を受けたんですけれども。」
桑本「なるほど。それはその辺もですね、まぁあのー、学校でも独自に体罰調査、それからさっき尼崎市の教育委員会が市内の全部の、まぁ幼稚園から高校、市立で体罰調査をしていくというところで、あのー、やはり、そういった調査の結果で、どういったことになるかはわかりませんけれども、一定の形っていうのは見えてくるのかなとは思うんですけれども。まぁあのー、実は、私、本校、ここで運動部の顧問やってたんですけれども、えー、私なんかは、自主的な、生徒の自主的な練習という形でやってまして、あのー、練習なんかメニューもキャプテンが考えて練習するとかね、早退するのも理由があったら良いよという風なことを、クラブ指導をしてまして、全国3位だったりとか、国体でも複数回賞状いただいたりとかっていう風なそういったクラブもあることはあるんですよ。まぁですからそれも含めてまぁ今の現状なかなかね、あれだけ記事が出ますと、事実ですから、信頼回復に努めなければなりませんし、やはり体罰の調査の中でまぁ…(聞き取れず)。今現在、私が個人的に思っているのはその何か(体罰が常習化しているというような)空気感というのは感じてはいないですけれども。」
平松「なるほど。承知致しました。でですね。今回その何ていうか市の教育委員会の報告書によれば、その、野球部とか他の部活に関しては現在調査中でありますが、バレー部については体罰が常態化しているという風な趣旨のことが書かれていましたねぇ?」
桑本「まぁあの常態化というか、結局そのー、えっとこのー、今回その体罰を起こしたそのー加害コーチ、臨時講師は、その実際に過去の、見ますと、確かにそれはもう常態化という風な2018年8月という風な昨年度から話が出ていますから、ということですもんね。」
平松「なるほど。で、部として常態化していたというわけではなくて、臨時講師が…。臨時講師の体罰が常態化していたと、そういう認識であるということですね?」
桑本「はい。部の中でという風なことでは、この報告書を見る限りにおいてはそのようには受け取れないかなと思いますが。」
平松「承知しました。まぁしかしながら監督も体罰を振るったということは認めているわけで、その何でしょう。まぁ。」
桑本「これがいつのことなのか、どの程度のことなのか、ということはここの4ページ目のここのこの1点だけではなかなかちょっと分かりかねるところはあるんですけども。またその辺も深く調査が入っていくものかなぁという風に思っているんですけれども。」
平松「まぁわかりました。」
桑本「はい。」
平松「まぁどちらにせよ。そのーあのー部としてやるにしても、学校としてやるにしても、そして一コーチとしてやるにしても、その体罰が常態化するような部活動の運営っていうのはちょっといささか問題があるという風に感じますけれども、あの、体罰が常態化してしまうようなその部活動の運営の体制っていうのを、要はその、ここまで『膿を出し切る』とまで言われるようなね、今回の事例なんかとても酷いですし、臨時講師の過去の体罰についてという項目でこんなにずらずらと並ぶっていうのはちょっと異様なことだと思うんで。」
桑本「本当におっしゃる通りですね。異様なことですね。ただ驚いています。」
平松「そういった状況になってしまうというのは、そういったその状況になっているというのは、これはもう体罰がその常態化していると言わざるを得ないわけで。その体罰が常態化するような部活動の運営の体制というのをその校長は、要はその黙認と言ったらあれですけれども、ご存知なかったんですか?把握されてなかったんですか?」
桑本「そうですね。あの、把握してましたら真っ先にそんなのは指導監督してやめさせるということになりますから、本当にこれについてはあのー把握はしておりませんでした。」
平松「とにかく校長としては各…。バレー部の運営に関しては全くタッチをされていなかったということですね?」
桑本「本当にあのー、今日のあのー、えっと記者さんの質問のところなんかでも(注:このインタビューの直前、校長は記者会見をしている)、お話しさせてもらったんですけれども、やはり授業ってなったら割と管理職も授業どんなことしてるんだよって見に行ったりはするんですけど、どうしても放課後にその部活のやってるところを見に行くというのはちょっとやっぱその辺のところは抜けておって。ですからまぁあの、これは今後の再発防止の一つに、一環策としても放課後の部活動、時間が許す限りですけれども、やっぱり見に行って、声かけるし、教員の指導のやり方に対してもちょっとおかしいなということがあれば※※したりという風に、あるいは頑張ってるなら頑張ってるねという風に激励したりとか、ということもしていきながら、やはりそのクラブ指導だ、クラブ活動だからとすべてクラブ顧問に任せてるというのはちょっと認識を改めないというのは思いました。」
平松「えっと今、顧問に任せているという風に発言がありましたけれども、記者会見の方の記事、私も拝見させていただいたんですけど、先ほど。」
桑本「ええ。ええ。ええ。」
平松「校長先生としては、あのー、尼崎高校の、市立尼崎高校の部活動の運営については、その顧問に任せきりにしていたんですね?」
桑本「…。まぁ運営というのは練習メニューとか、あのーあれですよね。練習時間とか内容とか。」
平松「ですから部活動の管理体制において、管理運営において、その顧問に任せきりにして、先ほどもあったとおり。」
桑本「そうですね。」
平松「そうですね、ということですか?」
桑本「その、管理運営というのがどこまで…。顧問に指導をお願いしているわけですから。」
平松「ですが、部活動というのは一応教育活動に近い扱いをされているわけですし、あのー、本来学校の教育施設を使って行われるものですから、その校長がしっかりグリップしてコントロールするべきものじゃないんですか?なのにそのように何でしょう。あのー、ねー、あのー、『部活動のことについては顧問に任せきりにするのではなく』ということは事実上任せきりにしていたことを認めている発言になりますけど、あのー。」
桑本「そういう意図で言ったわけじゃなかったんですけれども、実際まぁあのすべての学校教育活動においては…」
平松「はい。」
桑本「責任というのは校長ですから。おっしゃるとおりですね、はい。」
平松「え、じゃあ校長先生としては部活動の運営、管理運営、管理体制、運営体制、これについて顧問に任せきりにしていたということではないとおっしゃるんですか?」
桑本「記者会見のときで言ったのは…。あのー、記者会見じゃないわ。えっとー記者のその方の質問のところに関しては自分のイメージとすれば練習なんかは任せっきりにしていた点で、見に行ってなかったという、そういうイメージで言ってたんですが、ちょっと言葉足らずでしたね。今※※…。」
平松「つまり部活動の練習ですとか、普段の活動の内容、普段の活動については顧問に任せきりにしていたということですね?」
桑本「はい。ですから練習をこう見に行くというようなことも全然していなかったので、できてなかったという意味合いで伝えたということだったんですけれども。」
平松「校長先生としては管理運営というところまでは任せきりにしていたということではないということですね?」
桑本「そういうことです。はいはい。すべてのことにおいてはこちらが管理すべき立場にありますから。」
平松「しかし先ほど校長先生はその体罰が常態化しているような現状をご存じなかったと、ね?あのー、体罰の実態についてご存じなかったと、知っていたら止めるとおっしゃいましたねぇ?つまりその何でしょう、あのー、管理運営というのは部活動がどういう形式で、練習の実態について見に行ってなかったとしても、少なくとも校長先生という立場であるならば、普段、どういった活動が行われているかくらいは把握してても…。把握してるのが妥当であって、その体罰が常態化してるって。体罰は学校教育法11条で禁止されているわけでありますから、そういったことをご存知ないというのはこれもう何でしょう。」
桑本「体罰が禁止されているのは明確には知っております。」
平松「はい。体罰が禁止されていることを明確に知っているかどうかではなくてですね、私がお聞きしたいのは、その体罰が常態化しているということについて、校長先生はその一連のその男子バレーボール部の問題が明らかになるまでご存知なかったと先ほどおっしゃったじゃないですか。」
桑本「はい。はい。」
平松「ですからそれを鑑みるに、その管理運営という部分についても、あのー、グリップされてなかったという風に解釈できてしまうわけですよ。てか、普通そうなりますよね?」
桑本「はい。でも本当におっしゃる通りで自分の管理監督責任が問われているというのは、どっかのあの新聞に出てましたけど、それも私が発言したとおりですので。」
平松「うん」
桑本「それは本当にもうご指摘の通りだと。はい。」
平松「わかりました。まぁとりあえず校長先生としては体罰が常態化しているという実態については今回初めてお知りになられたということですけれども。そして。」
桑本「…っておりました。はい。」
平松「はい。それで部活動の練習にはタッチしていなかったと、だけど管理運営まで任せきりにしていた覚えはないということですね?」
桑本「覚えはないというか、ま、あの、そういう、覚えはないと、覚えはないというか、それはちょっとちゃんとこちらもチェックしておかなければならないということで、今仰られたとおり、平松さんがおっしゃられた通りやはりこういう風に出たという風なところでございますね。」
平松「わかりました。はい。」
桑本「はい。はい。」
平松「で、えー次行きますけれども、えーっと今回市の教育委員会の報告書によれば、その監督は、臨時講師の体罰が行われた4月29日の時点で、被害生徒が意識を失っていたことを把握されていると、そして、これは報告書の内容で監督と市教委の間でちょっと認識の差異があるようで、日付が二つに分かれているんですけれども、4月30日または、えー年号変わりまして令和元年の5月1日の時点で、監督は被害生徒のけがについて把握していると。えーにもかかわらずその学校の管理職、校長先生とかに報告しなかったという点について、えー市教委は、えー報告義務違反であると、指摘しています。」
桑本「はい、はい。」
平松「また、監督は体罰の内容について、まあこの、5月7日に、えー、まあ、要は電話がかかってきて露見したわけですけれども、えーその際に学校管理職から聴取された際にも、生徒のけがという情報というものを報告していなかったと、という行動をとっていますね。で、この点について市教委は、これを隠蔽だと指摘しています。で、これらについて校長先生としてはどういう風な認識、えー、受け止めをされていますか?」
桑本「ここで言いましたら…6ページ…違う…※※…何ページのところの…?」
平松「えーっと、基本的にそのー、末尾に近いところですね。えーっと、5ページとか…監督の発言の部分については5ページですね。」
桑本「5ペーシ。えー監督が…はいそうですね、ありますね、はい。そして、えっとその、あと5ページと…」
平松「で後は、末尾の、その、7ページの、えー、ところですね。6ページ、7ページ、8ページ。で、もう隠蔽だという風に言われているし。」
桑本「はい。」
平松「という部分がありますよね?で、その点についてですね、うん、校長先生としてはどのように受け止め、認識されていますか?と」
桑本「あのーこの、※ですねー、現時点の市教委の報告内容は厳粛には受け止めてはおります。」
平松「はい。」
桑本「はい。はい。」
平松「厳粛に受け止めていると?」
桑本「はい。」
平松「で、校長先生は今回監督が取った措置についてですね、あのー、そのまず報告義務違反の部分ですね、まず。4月29日、30日または5月1日の時点で把握していたにもかかわらず、管理職に、体罰があったことも含めて報告しなかったという点。そして、えー、体罰の内容について聞かれたときに、(生徒が)怪我していますという情報を報告していない、この点について隠蔽だと市教委は言ってますけど、校長先生はこの点についてどう思いますか?」
桑本「…。」
平松「隠蔽だと思われますか?」
桑本「…。隠蔽…い、あ、あの、結局あのー、えー、言わな…えーどこかに市教委の方でも判断の中であったんですけども、隠蔽という言葉に対する定義というようなことがなされていますが…。」
平松「あ、もちろん、それを確認した上であの、聞いております。」
桑本「あ、そうですよね。はい…。そのように認識しております。」
平松「隠蔽として認識をしているということですね?」
桑本「はい。」
平松:「はい。分かりました。んで、えーっと…今回、先ほども尋ねましたけれども、校長先生が、その…部活動の練習ですとかね、あの、そういった普段の活動について、まあ顧問の先生に、まあ要は、任せきりにしていた。丸投げしていた結果、まあこういった部活動内で…部活動内で起きたね、体罰ですとか不祥事が、その監督の判断によって隠蔽されるですとか、あの…報告されなかったりだとか。まあそういうことに繋がったのではないのかということに思うんですけれども、あのー、何でしょう。その点についてやっぱりその校長先生ですとか管理職が、まあその部活動の、普段の活動について、まあしっかりと、えーチェック、グリップをしていなかったということが、まあ今回の事例につながったのではないかと、いう風に思いますが、この点について校長先生はどう思いますか?」
桑本「まぁ本当にもう…我々もうあの…きちんとあのー…管理監督をしておかなかったというところはやはり…はい。※※ではあるかなとは、はい、思います。」
平松「はい。分かりました。」
桑本「ええ、ええ、ええ。」
平松「で、えー、そうですね、えー、市教委の、えー、ここから先が重要になってきますが、市教委の報告書によれば、えー、体育科の教頭は、5月7日に行われた監督や臨時講師への聞き取りや、えー臨時講師、加害コーチへの報告メモ…」
桑本「(ピーッ)あ、すいません。」
平松「はい。」
桑本「何ページ目になりますか今言われたところ…えーと、あ、5ページ目か。」
平松「そうですね。」
(間)
平松「よろしいですか?」
桑本「はい、はい。」
平松「で、その市教委の報告によれば、体育科教頭は、5月7日に行われた監督や、臨時講師への聞き取りや、臨時講師の報告メモで、被害生徒への体罰の事実、被害生徒が意識を失い、けがをしたことについて、把握されていますね。で、その後体育科教頭は、え、被害生徒へのけがに関する、記述を削ったというか記述のない、監督のメモをもとに、教育委員会に報告する原案を作成したと。そして、校長に、えー被害生徒のけがについて記されている臨時講師のメモを添付したうえで、その上で、けがに関する記述のない監督のメモをもとに作成した教育委員会の報告を校長に提出したという風に書いてあります。で、市教委の報告書に書いてありますが、校長先生は5月7日時点で、まあ、そのーその、ね、報告書と、報告のメモと、臨時講師のメモを、提出されているわけですから、被害生徒のけがのことについて、えーまあその、メモを体育科教頭から報告を受けているわけですから、えー被害生徒のけが、5月7日時点で、校長先生は知りえる立場にあったわけです。で、この点について、えー、校長先生は、なぜ教育委員会にけがの状況を報告しなかったんですか。」
桑本「もう、あのー、その時点であのー、メモというものの教頭先生(?)が作成されたメモのところも、こちらのほうが、あのしっかりと確認ができておりませんでして、あのー、本当に見逃しておりました。」
平松「でその、で、ではその質問代えますけども、その5月7日時点で…」
桑本「(話を遮って)あの、どっかにあの、あったと思うんですけれども…」
平松「それはもちろん市教委の報告書を見たうえで私ご質問させて頂いております。」
桑本「はいはいはい。はい。」
平松「でですね、5月7日時点で、校長先生は、その…あの報告書、メモを提出されているけれどもよく読んでいらっしゃらなかった、確認されていなかった、というふうにおっしゃられましたけれども、その、体罰の、えー、事実、体罰があったということについても、え、その5月7日時点で、把握されていませんでしたか?」
桑本「体罰は、把握しております。」
平松「体罰は、把握していたけれどもけがをしていたという細かいところの、ことについては把握…確認されていなかったということですね?」
桑本「はい。最初にーあのーえー監督のほうからぁ、あの、大丈夫けがはないというふうなそのような…」
平松「はい。」
桑本「報告を受けておりましてぇ…」
平松「はい。」
桑本「なっているんですけどもそれでも完全に頭の中で…えー、けがはなかったともんな認識、誤った認識をしてしまいました。」
平松「誤った認識をしてしまったと。」
桑本「間違った認識ですよねぇ…」
平松「そうですねえ。で、えっとー…そこでなんですけれども、えーまあ、けがはなかったというふうに、報告を受けたわけですね?」
桑本「はい。」
平松「口頭で。」
桑本「はい。」
平松「でも…えーと、そうですね。しかしながらですよ。あの体罰というのは、先ほども申し上げましたけれども、えー学校教育法第11条によって明確に禁止されておりますし、今回のその臨時講師の行為ってのはその、10回以上の平手打ちっていうのはもうそれはこの刑法案件だと思うんですよ。刑事犯として処罰されるレベルの、もう教育目的を明らかに逸脱した行為だと言わざるを得ないと思うんですけれども、えー…」
桑本「(教育)目的があっても手は出してはならないことですから…」
平松「んー、で、それで、まあその、あの体罰というのは非常にもう最近、重大な問題として捉えられてる訳ですよね?その中で校長先生としては体罰があったというふうに、報告を受けたにも関わらず、その体罰に関する、えー、報告、メモが提出されたと。その事案について、メモも…報告を受けていたと。にも関わらずそれを確認していなかった、えーこれをよく読んでいなかったというのはちょっと重大な事案に対する対応とは思えない、ちょっとこう、ずさんな対応、校長先生がそれをすぐに確認しなかったというのはちょっとずさんな対応だというふうに、思ってしまうんですけれども、あのー、本当に確認しなかったんですか?」
桑本「確認はあの確認はあのメモの存在というものを、えー私自身が、あの本当に認識したのがえー5月の9日の…」
平松「はい。」
桑本「間違った誤った報道がなされてぇ…」
平松「はい。」
桑本「保護者の方からのぉ、あの…電話を頂戴したとき。」
平松「そのようにあの、報告書にもありましたねぇ。」
桑本「あの…間違いないです…」
平松「間違いない事実。で、で、でもですね?こういう、でも先ほど…」
桑本「見てなかったんです!」
平松「本当に見てなかったと。」
桑本「見てなかったんです。」
平松「まぁこれについてはそのなんていうか教育委員会のほうは、えー…報告書によれば、まあその、えー当該加害コーチのメモ、添付されていたメモを確認していなかったとすれば隠蔽に当たるとは言えないが、体罰の実態を適切に把握する責務を有する校長として職務を適切に遂行しているとは言えず、極めて不適切な対応と書かれているんですけれども…」
桑本「はい。」
平松「ここの文章をよく読めばですね…『当該加害コーチのメモを確認していなかったとすれば』というふうに書かれているんですよ。つまりこれ仮定なんですね、文章としては。でこの、仮定に立てば隠蔽にあたるとは言えないというふうに書かれていると。これ、あの校長先生は、まあこれを先ほど確認をされていないというふうにおっしゃいましたけど、」
桑本「はい。」
平松「その、体罰の実態…体罰自体は本当に学校経営上の重大なインシデントな訳ですよ。で、その報告を口頭で受けて、ね、あのその上で、あの報告を文章で出してもらったと。そしてメモが添付されていたと。いうふうな状況で…すぐに目を通して隅々まで確認しないというのは不自然だと思いませんか。」
桑本「えーと本当にあのー、その時っていうのは、たくさんのその、えー、資料とかがございまして…本当にあの…アッ本当にあの…後から指摘を受けて、そのところがあの、お恥ずかしい話ではあるんですけど…バインダーに綴じていた、あの…えー、ファイルの中から、ホチキス留めされた、その、えー資料の中の一番最後のところに4枚ありまして…そこでぇあの…初めて分かったというふうな…。あってはならない失態をしておりますからそのことも含めてそれはあのー職務怠慢というふうなことで…本当にそれは不適切な対応であったということは、もう真摯に、受け止めております。」
平松「なるほど。まあ校長先生としては本当に虚偽報告だとか、あのー隠蔽ということではなくて、本当に確認を怠ってしまったということなんですね?」
桑本「はい。確認を怠ってしまいました…そして4月のその…あ4月じゃないわごめんなさい5月のその9日の日にあのこのような※※があの、来られたのが7時台だったと思うんですけれども…その時にその、怪我の診断書のコピーを見せていただいて…」
平松「はい。」
桑本「はい。その時にその怪我の内容を知った…という。お粗末な。」
平松「そ…なるほどね?分かりました。先ほども申し上げたとおり、その体罰という学校…体罰というのは学校経営上重大なインシデントなわけなんですけれども、その体罰の報告書よりちょっと見ないといけない資料があったということですか?」
桑本「いえ違います。そのこれに関してのぉ、様々なあの、えー…メモなりなんなりかっていうのが…いっぱいあのございましてぇ…」
平松「はい。」
桑本「それで本当に見落としてしまってた訳なんです…」
平松「見落としてしまった。」
桑本「それよりまず第一報をですね、教育委員会のほうに仕上げて持っていかなければならないというふうなことでまぁ焦ってた。えーこれはもう言い訳にしか過ぎないんですけども持っていく中であの、財布一枚だけ持って行って、えー、まずは簡単な報告をして…そして帰ってきてから今度はその市教委の人とメールのやり取りなですけどもぉ、色々質問項目が出されましてその辺の対応といったものというのでその日は因る10時過ぎくらいまで(校内に)居った、かかったわけですけども、慌てて作業していく中で、大事な、そのぉ…手書きの4枚というメモの存在ということですから、自分の中では、無かったというような。」
平松「つまりその教頭先生が、体育科の教頭先生が、その教育委員会に報告する原案を作成されたということで、それを校長先生にメモを添付して渡したということなんですけれども…つまり、添付という言い方をしていますけどホッチキスで綴じたりだとか、クリップファイルで留めたという形式ではなく、純粋にペラで渡されたということですか?」
桑本「いえ、あのー…ホッチキスでその他にぃ、その…えー、監督のその、えー、メモであったりとか…」
平松「はい。」
桑本「あと、だったらそのー…※※くらいのお昼ぐらいに苦情の電話を、苦情じゃないや、匿名の電話を頂きましたんで、そのー内容なんかも、別のー、あのー普通科の方の担当のぉ、あの教頭が作ったぁ、今からじゃなかった、まぁ後からもう一度見直してきますとね、そのようなものと一緒に、あの、まとめた…」
平松「ホッチキスで留められていたと。その、校長先生に提出された、体育科の教頭の報告の原案には、そういったその、あのー、加害コーチや監督のメモや、普通科教頭の報告メモっていうのが全部ホッチキスで、ワンセットで留められて出てきたということですか?」
桑本「留められているものを発見致しました。その1枚目というのは、そのホッチキスで留められた1枚目というのは市の教育委員会に一番最初、第一報にもっていった、あの…その…えー…簡単なメモになりますよね?正式にその公印も何も押してませんから、それでまた後の話になるんですけども、本来は5月の7日なんですけれどもそれも誤って5月9日というふうに日付を間違っているというふうになっててバタバタしていたものが最初にあって、それがホチキス留めになっていたのが、その時に私自身もその時本当にあの、えー…貰ったというふうなちょっと認識があんまり飛んでいまして」
平松「はい。」
桑本「んなもんで本当にあの…改めてその、保護者の方からお電話を頂いた時にぃ、ファイルを繰って繰って繰って調べたときにぃ、発見を致しました。」
平松「えっと、よろしいですか?」
桑本「はい。」
平松「えっと、そうなってくると、あの、教育委員会に報告を持っていくための原案が教頭から出されたと。で、それに資料がくっついてたわけじゃないですか。で、それを今の話を聞いてると、その教頭からの原案を含めて後で発見したということですよね?」
桑本「違います、違います。その1枚物というのをもらってそれで持って行ったんですけれども…。」
平松「えっとその教育委員会に報告するための文書とメモっていうのはワンセットにはなってなかったということですか?」
桑本「はい。最初に一報持っていったのはその1枚だけでした。」
平松「つまり校長先生としては第一報で報告を受けたものを持っていって、その教頭先生から提出された原案と、えー、その何でしょう、その他のメモについてはもう目を通す状態ではなかったということですね?」
桑本「はい。そのですから、提出、その渡されたかどうかも記憶にはないんですけれども。」
平松「なるほど。」
桑本「でもまぁその後から見ましたら、(保護者から)お電話頂いて確認しましたら実際にあったわけですから、添付されてるという表現になってますけれども。」
平松「なるほど。承知致しました。で、えっと、まぁ、今回校長先生としては本当に確認してなかったということですけれども、要は教頭、体育科の教頭にしろ、監督にしろ、まぁその、監督については隠蔽だと、で、体育科教頭については極めて不適切であり、限りなく隠蔽に近いと判断すると、いうふうに(市教委報告書に)書かれちゃってますけど、教頭クラスまで、教頭にある、教頭ってナンバー2じゃないですか、学校の中で。で、その教頭の地位にある者まで隠蔽に近いことをしてしまうという体質っていうのも学校ぐるみで隠蔽したと言われても致し方無いと思うんですけれども、この点については校長先生はどのように考えますか?」
桑本「学校ぐるみで隠蔽という風なことは、あの行っておりません。ただそれは間違いなく認識としては持っております。あの、一応限りなく隠蔽に近いということで実際あのー、えー、教頭の方もこの隠蔽には、隠蔽という風なことではなくて…今日もちょっと、その、えー、記者さんの取材の中でもそのようなことというのは発言をされとったと思うんですけれども、はい。」
平松「しかしながらそのなんでしょう。限りなく隠蔽に近いというのは隠蔽ではないと、完全に隠蔽ではないという風に、えー、校長先生としては認識されてると?」
桑本「隠蔽ではないとは書いてませんので。」
平松「はい。」
桑本「限りなく隠蔽に近いという風なそのままの表現がそこ(報告書)に出ておりますので。」
平松「うん。なるほど。わかりました。」
桑本「はい。」
平松「で、この、えっと先ほど申し上げた通り校長先生としてはもう何だろ、学校ぐるみでそういうこと(=隠蔽)をやったとか、学校ぐるみで隠蔽だとか報告義務違反をしたという認識はないんですね?」
桑本「ございません。」
平松「ない?ない?ないんですね。」
桑本「はい。」
平松「はい、わかりました。で、えっとー、そうですね。はい。で、今回、男子バレーボール部の体罰事案そのもの、そしてその後の対応、野球部での体罰など、尼崎高校では次から次に問題が明らかになってきています。」
桑本「はい。」
平松「で、市の教育委員会の職員課の課長さんに昨日お話し、昨日というか今日の昼ですね、お話し聞いたんですけど、言葉は悪いが膿を出し切るという話をしていました。で、えー、この尼崎高校の現状について、校長先生はどのように受け止め、認識されていますか?」
桑本「はい。えー、とにかく、まぁあの、えー、市長もそのような発言をされておった、のをテレビで見たような気がするんですけれども、私もあの本当に生徒の前でも表現悪いですけど、『膿を出し切るんだ』というようなことを申しました。え、あの、本当に信頼を失っているのは事実ですので、信頼回復のために本当にあの、体罰を根絶する風なことを※※の方でも宣言しましたので、本当にあの時間はかかると思うんですけれども、一歩一歩着実に行くことが、今まで頑張って築き上げてきた信頼を、ま、失くしてしまうようなことになってしまいましたので、やっぱり安全安心な学校づくりというものに邁進していきたいと思ってます。」
平松「はい。最後になんですけれども。あっ最後にってか。今回体罰で怪我をした生徒さんやこれまで体罰を受けたと調査に述べている生徒、そして尼崎高校の、市立尼崎高校に在籍する生徒さん全員に対して、えー、どのような気持ちと言いますか、えー、なんでしょう、所感と言いますか、感じているかということと、まぁあのー、生徒さんたちに呼びかけたいことと言いますか、言いたいことがあればお聞きしたいんですけれども。」
桑本「全校集会で本当にあのー申し訳ないことをしたという風な形で私はあのー、本当にあのー、全校生徒の前で謝らせてもらいました。謝って済むような問題ではないんですけども、本当に心からの謝罪、本当によく頑張っている生徒たちには何の罪もないので、生徒たちが頑張っているにもかかわらず、そのような体罰が起こってしまったことに関して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで謝罪を致しました。」
(取材=平松けんじ、書き起こし=編集局)