愛媛県松山市教育委員会は、今年度の2学期以降、運動会の「組体操」を廃止することを決め、先月12日付で市立小中学校に通知した。


 市教委保健体育課によると、これまで松山市では2015年から去年までの4年間で組体操による怪我が47人、うち骨折12人・脱臼1人となっている。市教委保健体育課の担当者は、組体操廃止の理由について「やはり毎年怪我をしている子どもがおり、それも骨折以上の怪我人が出ていることから、重大な事故につながる前に禁止すべきだろう」と話している。

 今年に入ってから東大阪市をはじめ、組体操の問題が世間を騒がせている。先日も神戸市長が神戸市教委に組体操の中止を要請する文書を送る等、組体操に対する国民の風当たりは強い。児童生徒の安全より「感動ポルノ」を重んじることはもう許されなくなってきている。各地の教育委員会には良識ある判断が求められている。

(取材・文=平松けんじ)