各務原市教育委員会は、19日、同市立蘇原第二小学校の放課後児童クラブ支援員の女性(50代)が車上荒らしに遭い、クラブ利用者の児童140名分の個人情報が記された名簿が盗まれたと発表した。

 市教委によると、盗難された名簿には、放課後児童クラブの室名、利用していた児童の氏名、よみがな、性別、学年、利用開始日、放課後児童クラブの利用を終える時間、延長保育の可否、児童の月ごとの利用状況、アレルギー等の情報が記されていたという。

 事件が起きたのは16日。放課後児童クラブの支援員が午後8時頃自家用車を家に止め、午後8時半頃車の鍵を施錠した。深夜3時頃、携帯電話がないことに気づいた支援員が車にあるカバンに携帯電話を取りに行ったところ、カバンがなくなっており、車上狙いにあったことに気づいた。翌日、支援員は警察に被害届を提出した。

 19日に放課後児童クラブの事業者から報告を受けた市教委は、個人情報の入った名簿が流出している恐れがあると判断し、報道発表を行った。

 各務原市教育委員会教育長は今回の事件を受け、次のようなコメントを出した。
「この度は個人情報が流出するという事態を発生させ、関係する皆様方に、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。今後、このような事案が起こることのないよう、委託事業者とともに、個人情報の管理を徹底して参ります。」

 放課後児童クラブの事業者の内規では名簿の持ち出しが禁止されているという。名簿を持ち出した結果起きた個人情報の盗難。今年も名簿の持ち出しに因る個人情報盗難事故は公立高校などでも相次いでいる。児童生徒の個人情報を扱う教職員は、個人情報の価値と盗まれる危険性に思いを馳せ、適切な情報管理を行うべきだろう。また、管理職は教職員が個人情報を持ち帰らなければ仕事が終わらないというような労働環境を改める努力をすべきだ。

(編集局)