【小城高校新聞報道】小城高校同学会委員長(理3)は、10月27日、小城高校校内で記者会見を開き、小城高校120周年記念式典について「めでたいことだが、式典で旧制中学時代の校歌を歌うのは、いかがなものか。旧制の校歌は、軍国主義、天皇制ファシズム、女性差別を肯定するような内容が含まれており、適切でないと思う」と発言した。ただし、委員長は「自分も小城高生であり、120周年は非常に嬉しいことだし、小城高校に敵意があるわけではない。ただ、式典に旧制の校歌は余計だったのではないか、ということだ」とも語った。
※小城高校新聞(小城高校新聞会発行)2019年11月1日号より転載
<解説>小城高校は「佐賀県立第一中学校小城分校」と「小城(高等)女学校」が昭和23年、新制高校として開校された。そして今年が旧制中学時代から数えて120周年ということで式典が行われ、その中で合唱部による旧制中学、女学校の校歌斉唱が行われた。

  記事中で指摘があったのは、旧制中学の歌詞で、(旧制中学、昭和14年制定)「三、万朶の花と咲き匂ひ   忠勇義烈を競ひつつ  散りて惜しまぬ葉隠の  武士の魂かたどれる  わが校章の桜花」「  四、尊き聖旨かしこみて  勤倹尚武の校風に  奉公滅私を心とし  祖国のために起たんかな  黄城健児いざ共に」、(女学校、昭和12年制定)「二、咲く花に交じる岡辺ほ  松の葉はいつもなきしも  色そふるときはの緑  その堅き操を胸に…」「三、惟神皇国の  有難きみ民われらは  家国の柱となりて  大君にこたへまつらむ  父母にむくいまつらむ…」という部分。時代が時代ゆえに仕方がない一面はあるものの、あまりに時代がかった歌詞に生徒からは苦笑がでる始末。旧制中学時代の卒業生はいまはほとんどおらず、歌う意味はあるのか、との疑問も出ています。また、歌詞中に軍国主義や絶対的天皇制、特定の宗教の賛美、女性の「操」などの肯定などが散見され、高校の歴史としてこういう歌があったのは仕方がないが、「式典で歌う必要はなかったのでは?」との指摘が出ている。(小城高校新聞解説)