沖縄県教育委員会は、校外学習の帰りのバス車内で児童の前髪を掴み、頭を揺さぶる暴力行為に及んだとして、中頭地区の小学校校長を26日付で停職3か月の処分とした。


  県教委学校人事課によると、校長が女子児童に暴力をふるったのは校外活動からの帰りのバスの車内。後方の座席で騒いでいた別の児童を指導するために車内を移動した際、足元がよろけたことを、女子児童に「酔っ払っているの?」と指摘されたことに激昂したという。校長は女子児童の前髪をつかみ、大声をあげながら頭を揺さぶる暴行に及んだという。

 女子児童は全治10日間の外傷性頸部症候群の怪我を負い、校長への恐怖心から1か月にわたり不登校となったという。その後、校長は市教委担当者とともに校内で女子児童と保護者に謝罪したという。

   懲戒処分の公表にあたり、県教委の比嘉良憲教育長は「学校の最高責任者として、職員を指導監督する立場にある校長が、学校教育法で禁止されている体罰を行い、被害児童の心身に傷を負わせてしまったことは大変遺憾」とコメントした。

   校長は停職処分を言い渡される前に、今月12日から年休を取って自宅で休んでいる。
(編集局)
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