大阪府教育委員会は、来年度から府立の高等学校・中学校・特別支援学校の計195校に通う生徒約13万人を対象に、学校を介さずに府教委が直接回収するアンケートを実施する方針を決めた。



 このアンケートが実施されるのは吉村洋文大阪府知事の発言がきっかけ。吉村府知事はTwitter上で「性被害は心の傷として一生残る。これまでいじめや体罰に取り組んできたが、ここも重要だ。」として、表に出ていない性被害についてアンケート調査する旨を発言していた。

 府教委高等学校課の前田裕子氏は本紙の取材に対し、アンケートの趣旨について「(セクハラ・わいせつ事案に)特定をしているわけではない。体罰やいじめなどに関しても悩みごとがあれば…」と話し、具体的な内容については「検討中」であるとした。

 前田氏は、府教委がアンケートを直接回収する意義について、「学校を通してだと言いにくいことがあるかもしれないし、私どもの方で直接声を吸い上げ、聞かせて頂くという意味もあり、直接回収する」と述べていた。

神奈川県教委も生徒から直接回収
 教委が児童生徒から直接回答を回収する形式でのアンケートの実施は、神奈川県でも行われている。神奈川県では全生徒に対して学校を通じて啓発資料とともにアンケート用紙及び回答用紙を配付し、生徒が自宅等で回答用紙を記入して県教委に直接郵送する形式で行われている。

(編集局)