リクルートが運営しているインターネット学習教材「スタディサプリ」(個人向けベーシックコース)の月額料金が2月18日正午以降の申し込みから現行の980円から約2倍の1980円に値上げされる。なお、18日11時59分までに申し込んだ利用者や学校での利用については現行価格のままで利用できるという。


 「スタディサプリ」は動画で授業を視聴したりできるサービスで月額980円という価格の安さから多くの児童生徒が利用してきた。リクルートによると、当初約2000本だった動画授業は約4万本に増加している。

 今回の値上げの根拠について、リクルート広報の速水寛基氏は本紙の取材に対し、利用者の「能動的な学び」を支援していくための新たな機能の開発を加速させるためであると説明している。

 また、速水氏は1980円という新価格の根拠について利用者へのアンケートで「1980円でもまだリーズナブル」との声があり、利用者の納得を得られると判断したと説明している。

 今後は演習機能の充実、英語のディクテーションやシャードイング機能、個々の学力レベルや志望校に応じたおススメ受講プラン、学習者の悩み相談などを実装する計画だという。

 リクルート社の速水氏は今後の事業展開の考え方として「一人ひとりにあった学習コンテンツを提供することで、教育インフラとして皆さまに幅広くお使いいただけるサービスを目指す」としている。

(平松けんじ)
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