Reported by 平松けんじ
 兵庫県教育委員会は、生徒会費約768万円を横領したとして、県立三木東高校の保健体育科の男性教諭(33)を懲戒免職とした。処分は10日付。



 県教育委員会教職員課の近藤氏によると、男性教諭は生徒会の会計担当を務めており、2018年8月~2019年11月にかけて1年以上にわたり、生徒会費を横領していたという。横領金額は総額で約768万円。男性教諭は横領した額のうち約666万円を競馬やパチンコなどのギャンブルに使ったという。

 横領は「ルールに則った運用が行われていなかった」ため発生したという(近藤氏)。近藤氏によると、本来、会計担当と出納担当など役割を分け、通帳や銀行印などを金庫に入れて管理しなければならないという。しかし、三木東高校では男性教諭が一人で通帳も銀行印も管理していたというのだ。男性教諭は金庫から通帳などを持ち出して返却せず、2018年8月から2019年11月ごろまでの1年超の間、口座からお金を引き出して横領し続けた。また、男性教諭は出金する際に、請求書を偽造する等の行為も行っていたという。

 1年にわたり続いていた男性教諭による横領は、一部の教員が立て替えた分の生徒会費を請求したところ、「なかなか払ってもらえない」事態が発生したことで発覚。調査に対し、男性教諭は横領を認めたという。男性教諭は横領の動機として「職場の人間関係のストレス」と語っているという。しかし県教委は同校においてパワハラ等の実態調査は行っていないという。

 近藤氏は、既に男性教諭の親族が横領額全額を弁済していることから、県教委として男性教諭を刑事告発しないという。なお、男性教諭を管理監督する立場だった前校長と現校長は減給1か月(10分の1)、前教頭と現教頭は戒告の処分が発令されている。