Reported by 平松けんじ YAMABUKI JOURNAL編集局
都庁第一本庁舎・第二本庁舎
東京都教育委員会が入る都庁第二本庁舎(写真左)(東京・新宿区 平松けんじ撮影)
 東京都教育委員会(都教委)は、先月28日付のガイドラインで都立高校・中等教育学校・附属中学校で12月までに実施予定の文化祭や体育祭などの行事、宿泊行事、合唱コンクールなどの校外の活動について延期または中止することを求めている。これを受け、複数の都立高校で文化祭や体育祭などの中止が決まった。

 本紙が提携している学生新聞「YAMABUKI JOURNAL」の報道によると、都立新宿山吹高校では同校で12月中旬ごろを予定していた文化祭の開催が中止となったほか、修学旅行も中止になった。同校の永浜裕之校長は、8日に行われた同校自治委員会との会談の中で、文化祭の代替行事をウェブなどで行う方針を示したものの、年明けに文化祭や代替行事を開催することについて「文化祭より授業確保」と述べ、困難であるとの見解を示した。

 一方で都教委の川邉光洋課長代理は中止・延期となった学校行事の代替措置を年明けに行うか否かについて「今後の見通しはついていないのでわからない」と述べ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の今後の感染状況が不明であるため未知数であるとの見解を示した。

 3月からの臨時休校で失われた授業時間確保のため、夏休み・冬休みの短縮など「詰め込み教育」を余儀なくされた。その上楽しみにしていた行事も中止となり、Twitter上では「#詰め込み教育の実体」などのハッシュタグで中高生たちが悲痛な声を上げている。