Reported by 平松けんじ
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文部科学省(2019年10月4日 平松けんじ撮影)
 文部科学省は、19日、2021年度大学入学者選抜実施要項を発表した。文科省は総合型選抜(AO入試)の出願時期を当初予定の9月1日から9月15日に2週間後ろ倒しにするほか、大学入学共通テストは第1日程と第2日程を設定。共通テストの第1日程は当初予定通りの1月16日と17日、第2日程はその2週間後の1月30日と31日、一般選抜は2月1日からと決まった。

出願時に選べる「第1日程」と「第2日程」
 また、共通テストの第2日程は、会場をこれまでの2会場から全国47都道府県に会場を大幅拡充し、学習の遅れを理由に出願時から第2日程を選択することができるとした。萩生田文科相は、19日の会見で、「学校長の判断とかそういうものを付けるかどうかも含めて、今、詳細については考えている」としつつも、「基本的には第2日程をあらかじめ選ぶということを現役の高校生には可能としたい」と述べた。

 このほか第2日程の受験を選んだ受験生が病気などで受験できなかった場合に対応するためとして、第2日程の2週間後の2月13日、14日に特例追試験を導入する。

共通テストは出題範囲縮小せず
 文部科学省は、各大学の個別の入試で高3で履修することが多い科目(数学Ⅲ、物理、化学、生物、地学、世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済など)については問題選択式の試験の設定や、教科書で「発展的な学習内容」と記載されている内容から出題しないなどの配慮を強く要請している。また、文部科学省は大学の個別入試でも追試験の設定や別日程での振替受験を可能とする措置を講じることを求めている。

 しかし他方で共通テストでは選択式問題の導入や発展的範囲から出題しない等の配慮は行われないこととなっており、文科省は大学側で指定科目を減らしたり、変更する対応を求めているにとどめている。