平松けんじ


 練馬区の区立小学校で昨年9月、組体操中に40代の女性教諭が小6男子児童に暴力を振るい、男児が不登校になっていたことがわかった。


 事件は女性教諭ら8名の教員が校庭で児童らに運動会の組体操の練習をさせていた際に起こった。男児が別の児童とおしゃべりをしていたため、女性教諭が男児を注意。しかし男児がおしゃべりをやめなかったため、腹を立てた女性教諭は男児の背中を殴打したり、脇腹をけりあがる暴行に及んだ。男児は昨年12月から卒業するまでの間不登校になった。一方、女性教諭は事件以降も同小学校に勤務を続け、現在も勤務しているという。


 一部新聞では、女性教諭は東京簡易裁判所から罰金刑の略式命令を受け、有罪が確定したと報じられている。練馬区教育委員会の石川淳一統括指導主事は、女性教諭の刑が確定した事実を認めた。


 事件について石川氏は「体罰(学校教育法11条違反)として重く受け止めている」とコメント。現在女性教諭は任命権者である東京都教育委員会の懲戒処分待ちだという。


重く受け止めているようには見えない区教委の対応

 今回、練馬区教育委員会の石川淳一統括指導主事は、事件の発生した日や、事件の報告を受けた日を個人情報保護や都の懲戒処分待ちを理由に一切答えなった。本紙記者がその法的根拠を尋ねたところ、「ない」と断言。「区の判断で行っている」とのこと。100歩譲って教諭の氏名や学校名を公開しないというのは理解の余地があるが、事件発生日や報告日の日付を答えられないとする教育委員会に当たったのは初めてだ。正直困惑している。


 法治主義の我が国で法令に基づかない対応をとっても良いのだろうか。法令を知らない、法令に基づかない教育行政の運営がなされているとしたら子どもや保護者からすれば恐怖でしかない。


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