平松けんじ

萩生田文科相210209
萩生田文科相=2021年2月9日撮影


 萩生田光一文部科学大臣は、18日の閣議後会見で春先の運動会の中止について問われ、「直ちに中止ではなくて日程を変えて、例えば春の行事を秋に移していただくとか、そういう試みをしていただきたい」と述べ、拙速に運動会などの中止判断をしないよう自治体や学校に対し呼びかけた。


 萩生田氏は「運動会・体育祭などの学校行事は子どもたちの貴重な思い出になる、また学習効果も大きい」と指摘。

 一方で昨年は1年を通して感染状況が落ち着くことがなかった。今年も同様に感染状況が落ち着かなければ延期したところで実現困難ではないか。この点についてISJが質問したところ、萩生田氏は「今、ワクチン接種が並行して行われているので、秋口というのは少し景色が変わってくるんだろうという風に期待もしている」と述べ、ワクチン接種の進行で感染状況が落ち着き、運動会・体育祭を行うことができる状況になるのではないかとの期待感を示した。

「子どもたちがガッカリしないように頑張る」
 また、萩生田氏は「年間予定している行事については実施を前提に可能性を見つけていただきたい」と自治体・学校に呼びかけた上で、「(子どもたちが行事の中止などで)ガッカリしないように現場と連携をとりながら頑張っていきたい」と述べた。
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