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品川区役所(10月5日、平松けんじ撮影)
 品川区教育委員会の米田博教育次長は、先月17日、区議会本会議で下着の色を指定する校則や指導について、「まだ心身の発達の過程である生徒に対する適切なもの」「セクハラのご指摘とは別次元」と述べた。共産党の中塚亮区議の質問に対して答えた。

 中塚区議は「生徒に下着の色を聞くことも見ることも重大な人権侵害であり、セクハラ」と厳しく批判。そのうえで「下着の色が目立っているかどうかをどのように確認し、何を指導するのか」「中学生の下着の色や見た目を拘束で指定することはセクハラだとは思わないのか」と問い質した。

 これに対し、米田次長は「目視で目立つような形であれば指導をしているものであり、特に直に見てというようなことを行っているわけではないので、人権侵害等のご指摘には当たらない」と答えた。

 このほか中塚区議は髪型に関する校則について「肩より長い髪を下ろしたままにすることは未だ禁止されている」と指摘。「男子は髪型禁止が変わったのに、女子の髪型禁止が変わらないのか。」という疑問をぶつけた。

 これに対し米田次長は「生徒の学習運動の際の安全・衛生面への配慮、身だしなみの1つとして束ねることを日頃から指導している」としたうえで「理科の実験や家庭科の調理実習において、髪を束ねていないことにより火がつく、液体がかかるなどのおそれが考えられる。技術の実習や体育では巻き込みによる事故の可能性もございます。衛生面では、給食の配膳時に髪の毛が入る、触れる、つくなどが考えられる。このように長い髪を束ねることは、日常生活の中でも様々な場面で行われている。」と正当性を強調した。

 品川区では米田教育次長の答弁に憤りを持った学生らが区立中学校前で抗議行動を始めるなど、抗議する動きが広がっている。