平松けんじ
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埼玉県庁(9月27日、日本自治委員会提供)
 埼玉県教育委員会は、9月30日、県立学校に対し、ツーブロック禁止や下着の色や柄を指定する校則などの積極的な見直しを求める通知を出した。


 県教委は今年7月21日から8月2日にかけて県立学校202校の校則の状況を調査。県教委が15日に公表した資料によると、頭髪の色やツーブロックなどの髪型を校則で規制している学校は、全日制高校でいずれも90%以上に達していて、下着の色や柄を指定する校則が存在する学校が全日制高校で6.7%、特別支援学校で19.4%に達している。また、地毛が黒髪でない生徒に対して「地毛証明書」を出させている全日制高校が65.7%に達していることがわかった。

 こうしたことから県教委は、ツーブロックなどの髪型を禁止したり、下着の色や柄を指定する校則や、地毛証明書を届出させるような校則を「児童生徒の人格と個性を尊重する観点」と「社会通念上その是非が問われている」として積極的な見直しを通知した。

 また、県教委は、今年度中に校則の内容を点検し、必要に応じて見直すことを求めたほか、校則の見直しの際に児童生徒が話し合う場を設けたり、保護者アンケートを実施するなど児童生徒や保護者の意見を踏まえるよう求めた。このほか通知では、校則のホームページ上での公開や学校案内などへの掲載を通じて児童生徒や保護者への周知と共通理解を図るよう求めている。