平松けんじ
北園高校
都立北園高等学校(2021年9月27日、日本自治委員会提供)
都立北園高校で昨年、1年生の担任教諭が生徒に対して1万円札を出して髪を黒く染めなおしてくるよう求めたとされる問題で、同校の斎藤栄昭副校長が、3月11日、不適切な指導があったことを認めた。

斎藤副校長は、3月8日、「1年生の担任に確認したが、そのような事実はない」と回答していたが、改めて調査し、当事者の教諭と生徒を特定。改めて双方から話を聞いたところ、昨年10月、教員が生徒に対して髪を黒染めするよう指導した際に、財布を取り出した事実を確認したという。

斎藤副校長はこのような指導について、3月11日、「適切ではない」と述べ、不適切であったことを認めた。

学校側は、生徒会との協議の場で「高校生として学ぶ場にふさわしい」等の規定を削除することで既に合意していて、現在、詳細な文言をめぐって生徒会と詰めの協議が続いている。

一方で北園高校の斎藤副校長は「極端な髪色の生徒に対して声掛けをする指導の方針は変えていない」と強調している。

北園高校をはじめブラック校則是正の問題に取り組んでいる団体「日本自治委員会」は、3月13日、「『高校生らしさ』等のあいまいな文言を削除しても、指導の名の下に頭髪など見た目に関する指導を行い、従うことを生徒に強制するならば、校則を見直しても意味がないのではないでしょうか。」と指摘し、同様の指導は依然続けられるのではないかとの見解を示した。

同校では3月16日に「共生の北園会議」が開かれ、生徒と学校の間で意見交換が行われる模様だ。生徒側の要求に学校がどこまで応えるのか注視していきたい。

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