警視庁荏原警察署パトカー
警察署(画像はイメージ)
今年1月27日未明、沖縄県沖縄市宮里の路上でバイクに乗った男子高校生(当時17)と巡回中の沖縄警察署男性巡査(当時29)が接触し、男子高校生が失明した事件で、沖縄県警捜査1課は、4月21日、男子高校生の失明の原因が男性巡査の警棒が当たったことによるものと特定した。

事件は、今年1月27日、沖縄市宮里の路上で発生。バイクに乗っていた男子高校生を暴走族と誤認し、職務質問を行おうとした男性巡査が男子高校生に接触し、男子高校生が眼底破裂で右目を失明した。男子高校生が「警察官に警棒で殴られた」と証言していることが報じられ、一時若者たち約300人が沖縄警察署を包囲し、投石する事態に発展していた。

県警捜査1課の石川次席は、4月22日、ISJの取材に応じ、「警察官の警棒を鑑定に出して、その結果当該少年(=高校生)のDNAが検出された。総合的に判断して警棒との接触によって負傷したと特定した。」と明らかにした。

県警捜査1課は、男性巡査を立件する方針で、現在、再現実験や客観的な証拠、さらに県内外の有識者から話を聞くなどして捜査を進めている。また、あわせて沖縄署に投石した若者らを任意で聴取し、「急ピッチで捜査を進めている」(石川次席)。

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