和歌山県立和歌山商業高校野球部の監督が、部員の男子生徒をバットで殴り、けがをさせた。

事件は10月15日11時に同校での練習中に発生。監督は、守備練習の際に、男子生徒が監督にボールを渡すのを忘れたり、遅くなったりしたことに激高。男子生徒の頭にバットをぶつけたという。

男子生徒は頭頂部に打撲のけがを負った。男子生徒は、その後11月に野球部を退部。適応障害の診断を受けた。

学校側は10月17日、男子生徒の父親が来校し、事態を把握。監督は報告していなかった。学校は事態は悪後、すぐに監督を呼び出し、事実関係を確認。監督が暴行を認めたことから、教頭がその場で指導自粛を要請。監督は、12月3日、監督は退職した。

学校の調査で監督の暴力的行為が複数件判明しているが、監督の暴力的行為は常習的なものではないとしている。

学校は「体罰はあってはならないことです。極めて遺憾でございます。被害生徒には本当に申し訳なく思っております。再発防止に向けて取り組んでいきたい。」と話している。

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