2019年12月27日 萩生田文部科学大臣記者会見動画(文部科学省Youtubeチャンネル)
萩生田文科相は、12月27日の記者会見で、大学入試改革における英語民間試験導入の経緯について既に親しい文科相経験者から話を聞いていることを明かした。一方で、萩生田氏は「正式に議事録に載せるような形でお聞きをするかどうかは、まだちょっと検討をしているところ」とも述べ、歴代文科相へのヒアリング結果を公開するかどうかについて明言しなかった。
また、萩生田氏は同日の記者会見で、記述式問題導入に関し、「採点事業者が現時点でも契約履行日までしっかり採点ミスゼロを履行できると言っているから(大学入試)センターがあらかじめミスがあるだろうと言うわけにはいかない」と12月17日の会見の際に発言したことについて理由を問われ、次のように述べた。
大学入試改革をめぐっては、11月1日に英語民間試験導入の2024年までの延期が、12月17日に国語・数学の記述式問題導入見送りがそれぞれ発表され、12月27日付で文部科学大臣の下に「大学入試のあり方に関する検討会議」が設置されている。「そもそもそういうこと(=採点ミスゼロ)ができますかということを聞いて、総合評価でその業者を選んでいますので、選んだセンターが選んだ業者に対して、あらかじめミスがあるんだろうということはなかなか言いづらいということを申し上げたまで」
(平松けんじ)
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