石川遥樹

 生徒会に代わる新しい生徒自治組織・日本自治委員会は、先月19日、青稜中学校・高校(東京・品川区)におけるオンライン授業の環境を整えるための補助金を生徒に給付することを求める署名を同校に対し、代理提出した。

 この署名は青稜高校に通っている生徒の呼びかけで始められたもの。署名サイト「Change.org」で署名集めが行われ、これまでに46人分の署名が集まっているという。

 企画者の生徒は署名運動を行った理由について、「とある私立大学の生徒の7パーセントが経済的理由により退学を検討していると知ったことです。これにより問題意識を感じ、100以上の大学で学費減額などを求める署名運動が行われていることを知り行動に移しました。」と話している。

 また、企画者の生徒は、日本自治委員会に署名の代理提出を求めた理由について、「青稜高校においてそのような活動をするとどのような処分が下されるか予想できないから」と説明している。日本自治委員会は、企画者の生徒の要請を受け、署名とともに団体交渉を文書で申し入れた。回答期限は2週間となっている。学校側の対応が注目される。
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