平松けんじ


 東京都は、先月27日、都内の小学校で初の新型コロナウイルス変異株クラスターが発生したことを明らかにした。


 都の福祉保健局の担当者によると、陽性者は全部で8名(取材時点)。都はこのクラスター発生事案について断定はできないとしつつも、保健所は学校内感染拡大の可能性も考慮して対応中」と説明している。都は当該学校の臨時休校の有無については「関係機関が連携して適切に対応している」と述べるにとどめ、「事案の特定ができないように説明している」とした。


大阪・豊中市の小学校で35人のクラスター

 大阪府豊中市では市立新田小学校でクラスターが発生。最初に教員1人の陽性が確認された4月9日以降、10日に教員3人、12日に教員12人の陽性が確認され、児童の感染も判明した。その後、15日に全児童875人のPCR検査実施が決定。4月20日までに児童13人、教師22人の合計35人の感染が確認された。


保育所でもクラスター相次ぎ発生

 また、保育所でもクラスター発生が相次いでいる。新宿区では、6日、区内の保育所で園児と職員のクラスターが発生し、30人の感染を確認。豊島区では区内の保育所で、4月28日から5月5日、園児6人と職員2人の合計8人の感染が判明している。

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