東京都と神奈川県に鉄道路線を展開する小田急電鉄は、8日、ICカードの小児運賃を全区間で一律50円にすることを発表した。小田急によると、小児運賃を持続的に大人運賃の半額以下に低廉化する施策は、全国の鉄道で初めてだという。
新運賃の適用は2022年春からで、小田急電鉄はこのほか、通学定期券、フリーパスなどの企画券についても、一部を除き、小児運賃・料金の改定を予定している。
小田急電鉄は、同日に「子育て応援ポリシー『こどもの笑顔は未来を変える。Odakyuパートナー宣言」を策定していて、「子育てしやすい沿線」を目指した取り組みを一層推進するという。取り組みのねらいについて、小田急電鉄は「将来を担う小学生のお子様のお出かけをより身近なものにします」としている。
この取り組みに先立ち、小田急では今月27日と28日、12月4日と5日(いずれも土日)の4日間、小児限定で100円で小田急全線を1日乗り放題にするフリー乗車券を発売する。また、全14駅※1で駅係員との写真撮影ができるイベントなども合わせて行うという。
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