自治体トップが一学生団体に会談を申し入れる異例の事態が起こった。
渋谷区の長谷部健区長が、1月13日、児童生徒の自由と人権を守る活動をしている学生団体「日本自治委員会」に対し、話し合いの場を設けるよう要求していたことが、同日、わかった。
同委員会は、同日正午ごろ、五十嵐俊子渋谷区教育長が前職の校長在任時に発生した女児の自死をめぐり、いじめを隠ぺいしたと厳しく非難する街頭演説を渋谷区役所前で行っていた。
長谷部区長は、演説開始から約10分後、区役所から出てきて、同委員会のメンバーに突然話しかけてきたという。長谷部区長は「話がしたい」「電話じゃなくて俺と話してくれるか」と繰り返し述べ、その後も区職員に秘書室の連絡先を記載したメモを持たせ、メンバーに渡すなど、同委員会と会談することを強く求めている。
長谷部区長は、演説開始から約10分後、区役所から出てきて、同委員会のメンバーに突然話しかけてきたという。長谷部区長は「話がしたい」「電話じゃなくて俺と話してくれるか」と繰り返し述べ、その後も区職員に秘書室の連絡先を記載したメモを持たせ、メンバーに渡すなど、同委員会と会談することを強く求めている。
同委員会は、長谷部氏との会談に応じる方針を固め、既に区長秘書室側と調整を始めたという。同委員会の大須賀太一議長は1月13日夜、「長谷部区長が自ら出てきて話しをしたいというということは、五十嵐教育長解任に関する話をしたいということだと認識している」と述べ、五十嵐氏の教育長解任が議題になるとの見通しを示した。
長谷部氏は、昨年2月、当時、町田市立町田第五小学校長だった五十嵐俊子氏が、女児が自死した事件当時の校長だと知りながら、区議会にそのことを報告せず、人事案を提出していた。区議会での同意を経て、五十嵐氏は昨年4月、渋谷区教育委員会教育長に就任した。
ISJ/校民日報社©2022
無断複写・転載を禁ず
無断複写・転載を禁ず
コメント