文部科学省(平松けんじ撮影)
高校生が参議院選挙の仕組みを開設するポスターを掲示したところ、教員にはがすよう求められたとの投稿がネット上で話題となっている。
高校生は、6月29日、ツイッター上で「参議院選挙の仕組み等を描いたポスターを掲示したら、先生に『学校での政治的活動は禁止されてる、はがせ』と言われた。」と投稿。ポスターでは、投票できる人の誕生日、選挙の日程、期日前投票の方法や選挙区と比例代表の投票など、わかりやすい解説が描かれている。
この高校では校則で学校内での選挙活動や政治的活動を禁止している。しかし選挙の仕組みを解説することが政治的活動といえるのだろうか。
末松信介文部科学相は、この高校生に返信する形で「政治的中立を確保した上で、選挙の仕組みなど政治的教養を高める活動は大変すばらしい」とツイッターに投稿。直接的に指導を咎めなかったものの、高校生を擁護した。文部科学省児童生徒課も「政治活動とは考えにくい」と指摘した。そのうえで同課の担当者は、「個別の指導の内容についての見解は差し控える」とした。
高校生は教員の対応について「若者に選挙へ行けと言う前に、こんなにも政治に対し敏感な学校の空気を変えた方が良いのでは?」「学校は特定の政党を応援するわけでもない政治啓発活動に関して神経質になりすぎている」と批判している。
政治的中立を確保することは大切なことだが、自ら主体的に考え行動する生徒たちの芽を摘むような教員の指導は控えてもらいたい。
この高校では校則で学校内での選挙活動や政治的活動を禁止している。しかし選挙の仕組みを解説することが政治的活動といえるのだろうか。
末松信介文部科学相は、この高校生に返信する形で「政治的中立を確保した上で、選挙の仕組みなど政治的教養を高める活動は大変すばらしい」とツイッターに投稿。直接的に指導を咎めなかったものの、高校生を擁護した。文部科学省児童生徒課も「政治活動とは考えにくい」と指摘した。そのうえで同課の担当者は、「個別の指導の内容についての見解は差し控える」とした。
高校生は教員の対応について「若者に選挙へ行けと言う前に、こんなにも政治に対し敏感な学校の空気を変えた方が良いのでは?」「学校は特定の政党を応援するわけでもない政治啓発活動に関して神経質になりすぎている」と批判している。
政治的中立を確保することは大切なことだが、自ら主体的に考え行動する生徒たちの芽を摘むような教員の指導は控えてもらいたい。
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