世田谷区教育委員会が、区立小中学校の児童生徒の検索履歴の確認を検討したものの、区議会での反対意見を受け、撤回していたことがわかった。
昨年6月、区議会の文教常任委員会において、教育委員会がフィルタリングソフトをモデル校4校に試行的導入することについて説明。区教委は、児童生徒がインターネットで検索している言葉を把握するために導入するとしたが、議員から「個人の内心に関わることを把握をされようとしてるように感じる」と指摘を受け、白紙撤回に追い込まれた。

世田谷区の渡部理枝教育長は「今おっしゃったことは非常に課題だというふうに今感じているので、一旦、白紙に戻し、また考えさせていただきたい」と発言。翌月の文教常任委員会において、同フィルタリングソフトの検索履歴のログ出力機能は利用しないことを明言した。(編集部)

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