N高代々木キャンパス
KADOKAWAが6月に受けたサイバー攻撃でN高・S高の生徒など約25万人分の個人情報が流出したことが5日、判明した。関連:KADOKAWAへのサイバー攻撃 N高・S高生徒の個人情報が流出か
同社によると、これまでに系列の学校法人が運営するN高・S高・N中等部の生徒・卒業生・保護者・出願者・資料請求者を含む18万6269人分の氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、学歴や進学先などの個人情報の流出を確認。このほか系列企業の従業員や元従業員、取引先などの個人情報や社内文書も流出していたことが明らかになった。
なお、同社系列企業のドワンゴが運営する「ニコニコ」のユーザーの情報やクレジットカード情報は漏洩していないとしている。
フィッシングで従業員のアカウント窃取か
同社は6月に攻撃を受けて以降、外部の専門企業の支援を受けて漏洩情報の範囲などを調査していた。同社は、現時点ではサイバー攻撃の経路や方法は不明としつつ、フィッシングなどの攻撃で従業員のアカウント情報が窃取され、社内ネットワークに侵入されたものとみている。
二次被害も発生 拡散者を告訴・告発へ
さらに流出した情報をめぐっては、ハッカー集団とは別にX(旧Twitter)や5ちゃんねるなどで情報が拡散される二次被害が発生。同社はこれまでに963件の悪質な拡散行為を確認し、今後削除要請や刑事告発などの準備を進める。
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