2024年の小中高生の自殺者が過去最多の529人となったことがわかった。
厚生労働省が28日に発表した昨年度の自殺者数の統計によると、2024年の年間自殺者数は2万320人と前年よりも減少したが、小中高生の自殺者数は529人にのぼり、過去最多となった。
原因・動機では「学校問題」が最多の272件
小中高生の自殺者529人のうち、小学生は15人、中学生は163人、高校生は351人。男子は239人で、女子は290人だった。月別では夏休み明けにあたる9月が最も多く、自殺者は59人であった。都道府県別では東京都が最も多く、75人であった。
原因・動機別(複数回答)では「学校問題」が最も多く、272件。次に「健康問題」が164件、「家庭問題」が108件と続いた。「学校問題」では「学業不振」が65件で最も多く、いじめを除く学友との不和が60件、入試以外の進路に関する悩みが51件と続いた。入試に関する悩みは33件、いじめは9件、教師との人間関係は8件であった。
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